postheadericon オフィスの怪!

日本は今、夏の真っ盛り!だと思う。

そこでちょろっと怖い話を紹介しよう。

断っておくが、これは私が実際に体験したことだ。「ウソでしょう?」と思われるかもしれないが、本当だ。あの出来事は今でも鮮明に憶えている。

そう、「あの出来事」は…。

 

 


話は私が日系の某ソフトウェア会社に勤めていた頃にさかのぼる。

その夜、私はいつものように遅くまでオフィスで残業をしていた。他の社員は皆帰宅してしまい、オフィスにいるのは私だけだった。窓を閉め切った7階の部屋の中で聞こえるのは、私のキーボードがたてる「カタカタ」という音のみ。

深夜12時ごろ、いい加減疲れたので帰り支度をしていたところに、私の帰りが遅いのに痺れを切らしたカミさんから私の携帯にコールが入った。

カミさん「あなた、まだ帰れないの?」

私「今ちょうど帰り支度をしているところだよ」

カミさん「相変わらず他のみなさんも残業しているのね」

私「はぁ?みなさん?今私一人だけだよ」

カミさん「え?本当?騒がしいじゃない。女の人の声や靴の音がするわよ」

混線かとも思ったが、今までそんなことは一度もない。

私「今ちょうど出口に向かって歩き始めたところだけど、まだ聞こえる?」

カミさん「ええ、女の人が何か早口でまくし立ててるわ。何を言ってるのか分からないけど。一人だけじゃないみたい。あと、相変わらず靴の音がうるさいわね。ハイヒールかしら?数人が何か足早に部屋の中を歩き回ってるみたい。社員の方じゃないの?本当にあなた一人だけ?」

私の歩調は自然と速くなっていた。携帯を耳に当てたまま、整然と並ぶ机たちの間をぬって出口に向かう。

やっと出口にたどり着き、外に出ると、ドアを閉めて鍵をかけた。そこにカミさんの声。

「あ、音がやんだわ」



ただの混線か、それとも異次元の世界に住む「なにか」の仕業か。それは諸君の想像力に任せよう。

(イラストは後日掲載予定!)



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