postheadericon 怪鳥イボン・アダルナ

イボン・アダルナ(Ibong Adarna)は、フィリピンに古くから伝わる不思議な鳥じゃ。

この鳥にはキラキラと虹色に輝くメタリック・カラーの長い尾羽が生えとってな、時々地上に舞い降りては、7つの曲を順番に歌っていくんじゃ。そして最後の曲を歌い終わった後、ウ●コをプリッと出し、目をカッと見開いたまま、スヤスヤと寝込んじまうんだそうじゃ。


この世のものとは思えん、それはそれは美しい音色で熱唱し、クライマックスに近づくにつれてアダルナのカラフルな尾羽もその輝きと色彩を増していくという、まるでピークアワーを迎えたディスコハウスみたいな光景が繰り広げられるそうなのじゃが、その歌には聴き惚れる者を強く深い眠りに引きずり込む力があっての。その魔力にかかって寝込んじまったら最後、もう二度と目覚めることができんっちゅー、美しくもおっかない鳥なのじゃ。

また、最後にひり出すウ●コにも、全ての生き物を石に変えちまう力があるらしい。ま、スカトロフェチならともかく、ウ●コに触りたがる物好きがおるとも思えんがの。しかし、人間めがけてフン射してくる恐れもあるので、密閉性の高い防護服を着てったほうが無難じゃな。

さらに、アダルナにはもう一つ、不思議な力がある。襲いかかってくる睡魔に打ち勝ち、最後の一曲を聞き終えることができた場合、どんな難病や心身の苦痛も治してもらえるそうなのじゃ。

不眠症に悩んでおる人は、一度アダルナの歌を聴いてみるとよいかもしれんな。強烈な眠気にさすがの不眠症も吹っ飛んじまうかもしれん(そのまま永遠の眠りについちまうことになるがの)し、最後まで眠れんかったら、アダルナに頼んで治してもらえばよい。どっちにしろ眠れること間違いなしじゃ。

なに?「歌い終わってウ●コして眠りコケてる鳥にどうやって頼むんだ」じゃと?そんなもん、羽をむしるなり、火に炙るなりして叩き起こしゃいいじゃろ。そんな先のこと考える暇があったら、さっさとアダルナを探しにいかんかい。話はそれからじゃ。

別に不眠症でなくても、歌を最後まで聴き終えて、アダルナの力を借りる方法が一つだけある。それは、手のひらを傷つけ、その傷口にカラマンシーやミカンなど、酸味の強い果汁をすり込むっちゅー痛々しい方法なんじゃが、それじゃ物足りないマゾッ気たっぷりの人は、タバスコや電気ショック、目玉に針とかも試してみるとよいじゃろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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