去年9月にフィリピンで国際結婚し、幸せ一杯の新婚生活を満喫している私の友人H氏(日本人)とMちゃん(フィリピン人)。
結婚式からちょうど1年目に、H氏から連絡が入った。奥さんであるMちゃんを日本に呼び寄せるための手続きがようやく終わり、奥さんを迎えにフィリピンに来るという。
H氏「ついでにパグプッドに遊びに行ってきます」
パグプッド(Pagudpud)は、北部ルソン島はイロコス・ノルテ州にある、人口2万人ほどの小さな海辺の町だ。ホワイトサンドビーチと青く透き通った海で観光客に人気があるそうな。
 
H氏の話に興味を持った私は、パグプッドを自分のサイトで紹介することを思い立ち、旅行ついでにリゾート情報を提供してくれるようお願いした。
先日H氏から旅行時に撮ったリゾートの写真と感想をいただき、早速記事を書いたのだが…。
その2日後の18日、最大瞬間風速260キロ/時の超大型台風「フアン」が北部ルソン島を直撃した。カガヤン州シェラ・マドレ山脈に上陸した化け物台風「フアン」は、イサベラ州をはじめ周辺地域に壊滅的なダメージを与えながら同地を横断し、南シナ海に去っていった。
当然パグプッドもこの大自然の脅威にさらされた。台風の大きさからして相当なダメージを受けたことは間違いない。さらに19日付のニュースによると、台風が起こした荒波にもまれ、パグプッド沖の浅瀬に乗り上げた北朝鮮の貨物船から流出した燃料で、海が汚染された恐れもあるそうだ。いわゆる二次災害というやつ。
というわけで、今回最悪ともいえるタイミングでパグプッドを紹介する形になってしまった。ここで紹介するリゾートが今どうなってしまっているのかは分からないが、せっかく私のために美しい写真と情報を提供してくれた友人の好意を無駄にするわけにはいかないので、事情が変わってしまったことを承知の上であえて掲載することにする。現地の一刻も早い復旧を祈る。
●リゾート
H氏夫妻がパグプッドを訪れたのはこれで二度目なのだそうだが、今回宿泊したリゾートはHannah's Beach Resort & Convention Center。日本人感覚からすれば安くてお手ごろなリゾートホテルらしい。
部屋はスタンダード、デラックス、スペリオール、VIP、VVIP、家族向けのファイミリースイートから団体用のドーミトリーまで幅広く用意されている。
H氏「私たちはデラックスに泊まったんですが、ベッドがちと狭かったですねー。ま、安いからしょうがないか」
狭いといってもクイーンサイズ。二人には充分なサイズだと思うが…。
私「一体ベッドの上で何やってたんですか?プロレス?」
H氏「そう。格闘技」
私「格闘技…」
H氏によると、日本人客にはVIPやファミリースイートあたりが広くてお薦めだそうだ。
 
●ビーチ
パグプッドにはBlue LagoonとSaudの2つのビーチがある。Saudの方が有名でホテルもたくさんあるそうだ。ちなみにHannah Beach ResortはBlue Lagoonに面している。
以下、H氏の感想。
「Saudの砂浜はわりとふかふかした感じでしたが、波荒いし、すぐに深くなるので、海に入って遊ぶならBlue Lagoonが断然お勧めです」
「ホテル前のビーチはあまり遠浅ではなかったですが、もっと右側の方はわりと遠浅で透明度は良いです。さらに右の方にずーっと行くと岩場があって、珊瑚があります。けっこう深くて、魚の数と種類はホテルの近くよりぜんぜん多いので、シュノーケリングするにはGOODです」
「ダイビングも面白いかも。岩場から30メートルも泳げば水深10メートル以上になるし、魚影も濃かったし」
「ちなみに左側の方にも岩場と珊瑚があって、そっちでもカラフルな魚を見ることができますよ。でもやっぱり右側の岩場のほうが面白いな」


●観光名所
パグプッドには、ビーチのほかにもカビガン滝など観光名所がいくつかあるそうな。トライシクルを600ペソくらいで借り切って、一日観光ツアーをすることも可能らしい。
●食べ物
H氏「食べるところは、近くにあまりないです。というか、ホテルの隣にあったくらいかな。基本的にはホテルですね。食べたのは」
「あと、パグプッドのエンパナーダはおいしかったです。それを食べにわざわざホテルから街まで行ったくらいです。トライシクルで30分くらいかけて」
私「そりゃすごい!その店の名は?」
H氏「知りません」
私「トライシクルで30分もかけて行ったくせに?」
H氏「たぶんないです。店の名は」
私「なるほど。店の名前自体がない。考えられますね」
H氏「だって、前に行ったところと場所変わってたし。前は屋台みたいだったのに、今回はコンクリートの建物だったし」
どうやら、店のおばちゃんの顔写真(↓)を頼りに、聞き込みをしながら探すしかないらしい。
私「前は屋台で、今はコンクリート建ての店ですかー。ずいぶん出世したんですね、そのエンパナーダおばちゃん」
H氏「前に行った時、トライシクルの兄ちゃんに薦められて初めて食べたので、多分人気のお店です」
私「ほう。有名な無名のお店。『名無しのエンパナーダ アタシャこうして成り上がったんよ』ってタイトルで記事にしたいな。また行く機会があったら、エンパナーダおばちゃんにインタビューしてみてください」
H氏「…(アンタが行けば?)」
●移動手段
基本的にはマニラからイロコス・ノルテ州の州都ラワグ市(Laoag City)まで飛行機か長距離バスで移動し、そこからホテルの車に乗り換えてパグプッドに向かう。ラワグからホテルまでは、大体1時間半の距離だそうだ。
空路はフィリピン航空(PAL)とセブパシフィック航空が利用でき、マニラ国内空港からラワグ空港まで1時間足らずで行ける。運賃はPALが片道4,000~5,000ペソ、セブパシが片道約2,000ペソと割高だが、金があって時間が惜しい人は飛行機の利用をお勧めする。時間の融通がきくのであれば、プロモを利用すると安上がりだ。
一方、陸路は長距離バスでマニラ~ラワグ間なんと約10時間!鬼のような遠さである。
H氏「だって、ルソン島の一番上ですから」
地獄の10時間を乗り切りたければ、多少高額でもエアコン完備でシートふかふかで快適そうな高級クラスのバスに乗ろう。間違ってもシートの硬い古いバスには乗らないように。高級バスを所有するしっかりしたバス会社を選ぶことがポイントだ。
H氏「バス会社によってはシートがよくないので、そっちだとちょっと大変。帰りのバスが古いバスでお尻が痛かった…」
バス会社は、Partas TransitとFarinas Transitがお薦め。前者はケソン市クバオ地区、後者はマニラ市サンパロック地区にターミナルがある。運賃はバスのクラスによって異なるが、大体片道600~1,000ペソの範囲。
Hさん、情報提供どうもありがとう!台風通過後の現地の状況が心配。早く復旧して欲しいね。エンパナーダおばちゃん、無事だといいね。 You may send a trackback for this article by using the following Trackback link
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