postheadericon 生きている今を大切に

昨夜、カミさんと2006年に上映されたディズニー映画「Eight Below (南極物語)」をテレビで観た。

最初は「お、犬がたくさんいる。かわいいね~」程度の軽い気分で観ていたのだが、犬達が南極の基地に置き去りにされる場面になって「これはちょっとまずいな」と思った。カミさんはこの手の話に弱いのだ。


うちは現在4匹の犬を飼っている。紅一点のべっつぃーが毎年孕むお陰で、一時期は7匹にまで増えた。かわいい盛りの仔犬たちがはしゃぎまわる楽しかった日々。だがその一方で悲しい別れも経験した。

7匹の内の1匹が病気になり、手当ての甲斐も虚しく死んだ。カミさんにとって初めての飼い犬との死別だった。彼女は床にへたりこみ、魂の抜けた骸(むくろ)を抱きしめながらいつまでも泣いていた。

そういう辛い思い出があるので「まずい」と思ったのだが、カミさんの横顔をひょいと覗くと、やっぱり泣いていた。置いてけぼりを食らった犬達にはこれからもっと苦しい試練が待っているのだ。出だしから大泣きしててどうする。「なんだ、泣いてるのか?しょうがないなー」そう言う私の声も、実は震えていた。

結局カミさんは映画を観ながらタオルを片手に最後まで泣き続け、泣き疲れて眠ってしまった。

カミさんはいつもそうだ。子供のように純粋でひたむきで、デリケートな心の持ち主。昔からぜんぜん変わらない。

出会いがあれば別れがある。我々はこの世に生を受けた時点で既に死に向かい始めている。これは絶対避けられないことだ。

どうせいつかは死ぬのであれば、今を精一杯生きたほうがいい。たかが映画に泣き疲れて眠ってしまうほど感動できる人は幸せだ。
































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